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- 体脂肪率とは
- 人間の体を構成する成分のなかでもっとも多いのは水分で、実に体重の50%以上を占めていると
いわれています。
そして次に多いのが、ダイエットで気になる脂肪です。体脂肪率とは体重全体における脂肪の割合のことで、
%(パーセンテージ)で表され、体脂肪率を測定することにより、体内の脂肪の状態を数値で把握することが
できます。そのため、ほっそりと見える人が筋肉も少ないため体脂肪率が高かったり、
逆に太めに見えていてもそれが筋肉によるのであれば体脂肪率は低くなったりします。
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- 体脂肪率の適正数値
- ダイエットに際しては体脂肪率を落とすことも目標とされますが、実はこの体脂肪率、
低ければ低いほどよいというわけではありません。というのも、体脂肪率が低すぎると体温の低下などを
招く恐れがあるためです。特に女性の場合、ホルモンバランスの異常によって生理不順を誘発することもありますので、過度に体脂肪率を低くすることは危険があるので注意しましょう。
では一体どのくらいの数値が適正なのでしょう。男性の場合、30歳以下は14%~20%が適正で、
25%以上ですと肥満と判定されます。そして、年とともにその数値は変化し、30歳以上ですと、
適正の範囲は17%~23%になります。 一方女性の場合、30歳未満では17%~25%、
30歳以上なら20%~27%が適正とされ、30%以上で肥満とされています。 - 体脂肪率と肥満の判定
低い 標準 やや高い 高い 男性 14%未満 14%~20% 20%~25% 25%以上 女性 17%未満 17%~25% 25%~30% 30%以上
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- 体脂肪率の測定時期
- 体脂肪率を簡単に測定する方法として、最近は体脂肪率測定機能付きの体重計などが販売されています。
体重計に付属の体脂肪率測定機能で採用されているのは生体インピーダンス法と呼ばれるもので、
これは体に微弱の電流を通し、そこから体脂肪率を推定しています。
しかしこの方法では体の水分量により即礼される体脂肪率が変化してしまうという問題があります。
ですので、体脂肪率を計測する場合は、毎日同じ時刻に計測し、誤差が生じなくなるよう努めましょう。 - 体脂肪率測定と時間の適・不適
適・不適 体内の水分量 測定数値 備考 朝(起床時) 不適 少ない 高め 睡眠中は汗をかくため水分が減っている。 日中(日常生活) やや適 ばらつきあり ばらつきあり 何をしているかで異なり、安定性がない。 運動後 不適 ばらつきあり ばらつきあり 汗をかく反面水分補給も行うため、安定性を欠く。 風呂上り直後 不適 少ない 高め 汗のほか皮膚表面の水分が多く、正しく測定できない。 風呂上り約二時間後 適 普通 正常 水分量などが安定していて、測定に適している。