- ダイエットに関する疑問、質問をまとめてみました。
- 脂肪を燃焼させるには継続して20分以上運動しないとダメ?
- 脂肪が燃焼し始めるのは、運動(有酸素運動)を開始してから20分以上経過してから、と言われています。でも最近では、10分の運動を2回に分けて行ってもそれほど差がないことが分かってきました。「運動」と構えずに、エスカレーターの代わりに階段を使う、てきぱきと家事を行う、など、日常生活の中でこまめに体を動かす週間を付けるだけでも随分効果はあります。
- 運動だけ、食事だけのダイエットでも痩せられる?
- まず、食事制限を行わずに運動だけで痩せることができるか、という点についてですが、運動で消費するカロリーは以外と少ないのです。1時間歩いたとして、消費するエネルギーは130kcal程度です(40kg・女性の場合)。体脂肪1kgを運動だけで落とすには、7200kcalが必要といわれています。ということは、なんと55時間も歩かなければなりません! また、食事制限だけのダイエットでは基礎代謝量が減ってしまい、結果として太りやすい体を作ってしまうことになります。やはり、効果的なダイエットは、食事と運動の両方が必要、ということになります。
- 健康的にやせるためにはビタミンBが必要だと聞いたのですが。
- ビタミンBにはB1,B2,B3,B12…その他多種類あり、ビタミンB群といい、お互いに作用しあって身体で働きます。 糖質(ご飯、パン、麺など)を分解しエネルギーに変えるのに大量にB1が使われます。糖質は脳や神経のエネルギー源としても大切で不足すると、イライラしたり、疲れやすくなります。 その他のビタミンB群も糖質やタンパク質、脂質が体の中でしっかり働くために大切です。三食きちんと、いろいろな食品をとることでビタミンB群はとれますが、食事量(間食も含め)が多ければより多く必要になります。B群は豚肉(B1が豊富),肉、魚、胚芽米、ウナギ、 全粒粉のパン、大豆、大豆製品(納豆、きなこ…)、牛乳、卵、などいろいろな食品に含まれています。これらは体(筋肉、骨、血液、美肌、…)を作るために必要な栄養素を含んでいます。
- 朝食にはいったい何を食べたらいいのでしょう?
- 朝食は自分の生活や好みで選べばいいと思います。ご飯に実だくさんの味噌汁、又はパンに野菜スープ、それに卵料理(ゆで卵、スクランブルエッグ、目玉焼き…)。主食として手軽な玄米フレークを食べるのは良い習慣ですが、毎日玄米フレークで飽きてきたら、何かおかずをプラスすれば栄養もアップします。一つの食べ物にこだわらず、いろいろな種類の食品から栄養をとることで体の働きも良くなります。
- 甘いものは食後と間食どちらで食べた方が太りにくい?
- 人は昼間活動し、エネルギーを消費しているので甘いものは日中に食べることをおすすめします。夕食までの間が長い午後に、脳へのエネルギー補給、また心と体のリラックスタイムにとるとよいのではないでしょうか?食後はカロリーオーバーになりがち、特に夕食後のデザートは避けたほうがよいでしょう。又、質と量が問題です。脂肪、糖分が少ない物を選びましょう。体脂肪として、貯えられやすくなります。量的には200キロカロリー以内を目安に。 例えば桜もちとお茶、グレープフルーツゼリーと紅茶など、ノンシュガーの飲み物を添えてどうぞ。
- ダイエット食品では満足感がありません。
- 栄養素はあっても、食事(料理や食品)がないのは、お腹にたまったという満足感が出ないようです。人間ってそのあたりとても敏感なのですね。ダイエット食品はあくまで補助と考えて、そればかりに頼るのではなく、しっかりと考えて食事をとる生活を心がけましょう。
- 1日25食品はどのような配分で取ればいいですか?
- 要は同じ栄養素又は、栄養的価値のものを重ねて摂取しないことです。例えば、おにぎりとインスタントラーメンの組み合わせは、エネルギー源としてはどちらもOKですが、たんぱく質はじめ他の必要な栄養素が無いか又はごく少量となってしまいます。
- 玄米食にするとやせるって本当ですか?
- 玄米のカロリーは精白米とほぼ同じですが、食物繊維、ビタミンEが豊富なのでダイエット向きと言えるかもしれません。また、よく噛まなければならないので、食べるのに時間がかかり、食べ過ぎを防ぐことができます。さらに、消化にも時間がかかるので、腹持ちが良く、その分間食が減るかもしれません。そういう意味では、主食を玄米に変えることで、食べ方も変わると、やせやすくなるでしょう。
- こんにゃく、海藻類のとりすぎは何か悪いことはありますか?
- はい、あります。こんにゃく、海藻類は低カロリーでダイエット中は大いに利用したい食品です。しかし、とりすぎによりカルシウムなどのミネラルの吸収が阻害され、せっかくとったミネラルが無駄になります。また、味付けが濃くなりがちなので、ご飯を食べ過ぎてしまうということもあるので、1日1回料理の中に入れるのが適量なのではと思います。
- いつもお菓子を食べ過ぎてしまいます。一度にどのくらいの量なら食べていいですか?
- 一日に食べてもいいお菓子は150kcalから200kcalくらいにしましょう。もし食べ過ぎてしまったときには、その後の食事の量を控えめにするか、沢山食べたい方は低カロリーな食事をとるようにしましょう。
- 夕食を控えめにしたいと思うのですが、どうすれば低カロリーな食事にできますか?
- 夕飯のカロリーを減らすのは難しいことだと思います。約束事などを決めて食事を作るのがよいのではないでしょうか?てんぷらやからあげなど、油を多く摂取するメニューを避ける。炭水化物の量を朝晩の半分の量にする。海藻類を多く摂るようにし、お腹をふくらます。野菜はとても大切なので、積極的に取り入れるようにしましょう。
- 野菜ばかりの食事にしています。ダイエットは成功するでしょうか?
- 野菜だけの食事は、栄養のバランスが偏り健康的とはいえないのではないでしょうか。ひとつのものにこだわるのではなく、やはりバランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。野菜、卵、肉、魚、乳製品やご飯、どれも大切な栄養素が含まれています。いろんな食事をとることで楽しく、美容にも良いダイエットができます。
- 朝食は必ず食べなくてはいけませんか?
- ダイエットの基本は3食きっちり食べる事から始まります。というのも、食事を抜くことにより、1食1食のエネルギーの摂取が多くなりやすく、逆に太ってしまう事があります。3食食べる事で、一日に必要なエネルギーを少しづつ摂取していきます。食事を摂らないことで、エネルギーを体の中に溜め込んでしまいます。そのほかに、間食をしてしまったり、食べ過ぎの原因にもなってしまいます。どうしても朝の食事を受け付けないという方は、スープなどから始めてみるのはどうでしょう。
- 腹八分目というのをよく聞きますが、腹八分目とはどのくらいでしょうか?
- いつもお腹いっぱい食べている食事の8割くらいを言います。お茶碗の8分目くらいでしょう。食べ過ぎてしまう方は、料理やご飯をお皿に盛る時に、少なめに盛るようにしましょう。
- 寝る前の3時間以内に食事を摂ってはいけないと聞きますがジュースも駄目でしょうか?
- 夜はミネラルウォーターが望ましいです。カロリー0の飲料は常時摂取しても問題ないです。一日に2リットルくらいの水分補給がひつようです。
- アルコールは太らないと聞いたのですが?
- アルコールは度数が高いほど、カロリーが高いといわれています。糖質が含まれているものは、よりカロリーが高いということになります。また、アルコールは食欲増進効果があり、食事と一緒にアルコールを摂取すると、いつも以上に食べ過ぎてしまうこともあるようです。
- いつも食事より入浴の方が先なのですが、食事を摂るのは入浴前と入浴後、どちらが望ましい?
- バスタイムはストレス解消、リラックスにうってつけです。なので、入浴はゆっくりとつかるのが良いでしょう。食後の消化をスムーズにしたいのなら、やはり入浴前に食事を摂るほうが良いでしょう。食後少し休憩してから入るようにしましょう。
- 家事が忙しく、運動をする時間がないのですが、家事は運動になりますか?
- 家事や育児でも、十分運動になります。こまめに体を動かすことで消費カロリーもアップです。
- 運動をすると、とても疲れてしまうのですが?
- 運動をする事により、疲れてしまうのは、運動量が多かったり、少しハードな運動をしすぎではありませんか?今まで、全然運動をしたことがない人は、無理は禁物です。簡単な運動から始め、体が慣れてきたら、少しづつ回数を増やしたり、少しハードな運動を取り入れてみたりするようにしましょう。
- 最近運動を始めたのですが、肌の調子が悪くなってきたように思うのですが?
- 運動はダイエットにはとても重要です。しかし、無理をするとかえって体に負担をかけてしまう結果となったりします。ハードな運動をしすぎてないですか?食事はバランスよく食べれていますか?睡眠を十分にとれていますか?空腹での運動も体に負担がかかります。これらの事をもう一度よく見直してみてはどうでしょう?
- 運動はいつごろするのが効果的ですか?
- 一般には色々言われていますが、やはり、自分のスケジュールやコンディションに合わせて行うのが良いでしょう。食後すぐや、入浴直後の運動は避けましょう。食後は30分程開けて行ってください。体調の悪い時に無理をして運動をしても、ダイエットにはなりません。よけい体調を崩すだけになってしまいます。ですから、少しでも時間がとれれば、軽く体をうごかしたり、家事で忙しくても、その家事を一生懸命こなすことで、ちゃんと運動になるので、無理をせず頑張りましょう。
- いくら運動してもやせません。ジムに通っても、まったく体重が減らないのですが?
- ダイエットに運動は欠かせないものですが、運動してお腹がすいたから、といって食べ過ぎたりしてないですか?運動してるから少々食べ過ぎても大丈夫、と思うのは大間違いです。運動をしていても、食事の量は毎食変わらず、決めた量をとるようにしましょう。食事日記をつけてみるのも良いでしょう。
- 空腹をごまかす為にガムを噛んでいます。ダイエットに影響はないでしょうか?
- 食事はよく噛んで食べる事で満腹感を得られます。それと同様で、ガムを噛んでいると、空腹がまぎれるかもしれません。人により、ガムを噛むと余計空腹感が出るという方もいますが、ガムを噛むことで空腹感が落ち着くようなら続けてかまわないでしょう。但しガムはシュガーレスの物を選ぶほうが良いでしょう。
- サウナに通っているのですが、全然痩せないのですが?
- サウナに入ると、大量に汗をかき、体重も減ったような気になりますよね。しかし、実のところ、体の中の水分が抜けただけで、脂肪が減っているわけではありません。ですから、サウナから出て、水分をとってしまえば、簡単にもとに戻ってしまうということです。
- ダイエットを始めて、生理が来なくなってしまったのですが?
- 食事を極限に減らしたり、栄養のバランスがとれていなかったり、ハードなダイエットメニューではなかったでしょうか?ハードなダイエットをすることで、卵巣ホルモンの分泌が悪くなってしまうことがあり、生理が来なくなる状態になります。3ヶ月以上生理が来なかった場合、不妊の原因にもなってしまいます。無理をするのは、体にとても負担がかかり良くありません。もう一度、自分のダイエットメニューを見直してみてはどうでしょう?
- ダイエット中に食べてはいけない物はありますか?
- 食べてはいけない物はありません。しかし、満腹感を得るために食べ過ぎてしまったり、カロリーの高い、揚げ物や糖質、脂肪などは、少なめにした方が良いでしょう。
- どうしても、早食いしてしまいます。早食いの人はダイエットできないのでしょうか?
- ダイエットできないことはありません。噛むことで満腹感を得ることができますが、早食いだと、噛まずに飲み込むようになり、満腹感を得る前に、苦しくなるほど食べてしまいがちです。ですから、異常なカロリーを摂取してしまう結果になり、ダイエットは難しく思われますが、次の食事から、気にするようにして食べてみてください。家族とおしゃべりをしながら食事をとるとか、低カロリーな物を積極的にとるようにし、異常カロリー摂取をしないようにしましょう。おしゃべりをすることで、口に物を運ぶのも抑えられます。試してみてください。
- ストレスで太ってしまうのは本当ですか?
- ストレスで太ってしまうのは実際あることです。無理なダイエットはストレスをためるばかりで、健康的に痩せる事はできません。無理をせず、自分にあったスタイルで頑張りましょう。
- ダイエットが成功したら、食事を元に戻していいですか?
- ダイエットに成功し、食事を元に戻してしまうと、体も元に戻るということです。ダイエットに成功しても、食事の量や、栄養バランス、適度な運動は続けていく事が望ましいでしょう。続ける事で、健康な体を維持できます。
- 運動をすると、体中が痛いのはどうしてですか?
- 長い間肥満状態が続き、体脂肪が40%を超えた人は、筋肉や関節が、普通の人に比べて、弱くなっています。ですから、最初からハードな動きはせず、どの程度なら無理せずできるか、様子をみながら体を動かしましょう。無理をして体を痛めてしまったら、運動もままならないので、少しづつ頑張りましょう。